早崎法律事務所

ネット販売 商品の代金を払ってくれない時の対処法

商品代金を後払いにしているネットショップでは、
商品をきちんと発送したのにもかかわらず、
お客さんから代金を全く払ってもらえない
トラブルが少なくありません。

知識が何もない状態で代金を払われない
トラブルが起こってしまうと、
どうやって対応すればいいかわからないですよね。

今回は商品代金の支払いが滞っている購入者への
対処方法をご紹介します。

やんわりと催促メールを送る

入金をなかなかしてくれないお客さんに対して、
まず行うべき方法はメールでの入金催促です。

ネットショップはお客さんも運営者も
顔を突き合わしたことがない「匿名の世界」のため、
コミュニケーションには最新の注意が必要です。

会ったことがないが故に、
自分が払ってないのにもかかわらず
怒りを示してくる人も少なくないのです。

そのためメールにて強めの催促を行ってしまえば、
逆効果になる可能性は大いに考えられます。

メールにて催促を行う場合は、
やんわりと催促を行いましょう。

支払いをしていない人の多くが悪意を
持っているわけではありません。
本当に払うのをすっかり忘れていた人もいれば、
タイミングが悪くてお金が払えないので
少し待ってほしいという気持ちの人もいます。

悪意のない人たちに強めの催促を行ってしまえば、
待っていれば払ってもらえたはずなのに
一切払ってもらえないという
最悪の状況になってしまいかねません。

やんわりとした内容でメールを送れば、
きちんと対応してくれる人がほとんどです。

メールに書くべき事項は「入金期限」の表記だけ。
つまり「〇日までに払ってください」という
メッセージをやんわりと伝えるのです。


催促メールの例文

支払催促をする場合の例文を考えるのは
なかなか難しいという人も少なくないでしょう。

以下のような例文を行ってみてはいかがでしょうか?

::::::::::::::::::::::::::::::::::::
〇〇様

××ショップの山田です。

先日は当ショップの商品を
お買い上げいただきましてありがとうございます。

入れ違いであれば申し訳ありませんが、
支払期日であった0月0日を過ぎてもなお、
こちらではまだ入金の確認が取れていません。
入金はお済みでしょうか?

もしお忘れなのでありましたら改めて、
0月0日までにお支払いいただけますと幸いです。

万が一、0月0日までお支払が難しいのであれば
一度ご連絡をください。
念のため、請求情報を改めて記載しておきます。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::


期日はタイトなスケジュールにせずに、
1〜2週間余裕を持った期日にします。

メールの件名は「入金催促」など相手からすると
脅しをかけられているような件名にしてはいけません。

「入金確認の件」
「入金はお済みでしょうか?」
などの件名にするといいでしょう。

電話で意思確認をする

やんわりと支払を催促するメールを送っても、
返事も入金も一切なかった場合は
電話をするしかありません。

直接コミュニケーションをとり、
相手の意思確認をしましょう。

つまりうっかり忘れていただけなのか、
それとも意図的に支払わなかったのか
確認を取るのです。

支払メールでも払わなかったのですから、
悪意をもって支払ってない、
またはお金が全くないという理由が考えられます。

どちらにしてもデリケートな問題を抱えている
お客さんの可能性が高いため、
慎重に慎重を重ねて接することが必要です。

強い態度で電話をかけてしまえば、
相手もさらに攻撃的な態度をしてくる可能性があります。

相手の意思を確認して、もし支払いをするつもりがないという
意図が見え隠れしたとしても、
早く支払ってくださいなどわざわざ言う必要はありません。

意思確認をしたら、電話は切りましょう。


内容証明でプレッシャーをかける

悪意をもって支払ってない、
またはお金が全くないお客さんにはこちらが
法的な手段を取る準備をしている旨を伝えることになります。

のちのちに裁判をする覚悟があるということを
相手に伝えるために内容証明郵便を使いましょう。

内容証明郵便で送ってきたことを
インターネットで調べれば
「裁判になった時の為の証拠にするため」とすぐに出てきます。

送り主はこちらが法的な手段を本気で考えていると
すぐに気づいてくれるでしょう。

裁判なんてされたくないので、
相手にお金がある場合は内容証明を
送るところまですれば支払いをすることが多いです。

しかし全くお金がない人はここまでしたとしても、
結局支払はしてくれません。

今後、法的な手段を取ったとしても、
相手にお金がなければ支払料金を回収することができません。
残念ですが諦めた方がいいでしょう。

【まとめ】

以上、ネットショップを運営していて、
なかなか入金をしてくれない相手の
対処法についてご紹介しました。

たいていのお客さんは悪意を持って
支払いをしないのではなく、
支払自体を忘れていた・タイミングが悪かった
というちょっとした理由で払っていないことが多いです。

早く支払いをしてくれという強い催促をしてしまえば、
逆効果になることも少なくありません。

なるべくやんわりと
催促の意思を伝えるようにしましょう。

内容証明の郵便を送っても支払いをしない場合、
相手はお金を全く持っていない可能性があります。

潔く諦めた方が効率的かもしれません。
そう考えると、何より大切なのは、
代金先払いの方式をとることになりますね。

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